「サンブスギを活用した地産地消の家づくり」第2期研究成果報告パンフレットができました

株式会社大功様と2018年から共同研究している、「サンブスギを活用した地産地消の家づくり」の第2期の報告パンフレットが完成しました。

県内の里山再生と経済循環のために、サンブスギをはじめとした地域産材の活用を推進しなければなりません。ところが、国内の森林資源は担い手不足や高齢化による衰退が広がっています。地域産材の活用を促すことができれば、森林資源と地域経済の循環の両面から地域活性化に貢献することができます。

そこで、2,018年に、サンブスギを活用した地産地消の住宅を産学連携で開発し、地域産材の価値を広く社会に伝えることを目的としたフェーズ1の共同研究を実施しました。

第1期の研究成果は以下の通りです。

(1)サンブスギの特徴と課題をわかりやすく整理しました。

(2)先行研究から木材の効果を把握し、モデル住宅の木質化の検討をおこないました。

(3)地産地消の家づくりのコンセプトとブランドメッセージを立案しました。

2019年は、商品化と社会実装のフェーズ4に着手しました。

(4)プロジェクトチームで検討を重ねてきたモデル住宅(愉くらしの家)を商品化しました。フェーズ4は以下の小項目に分かれています。

   ・4-1 愉くらしの家の特徴

   ・4-2 使用されるシーンやユーザー

   ・4-3 開発にあたって重視した課題や工夫

   ・4-4 広報媒体の制作(パンフレット、動画、ウェブサイト)

   ・4-5 反響、波及効果

(5)愉くらしの家とSDGsと題し、株式会社大功中村社長と対談をおこない、地産地消の家づくりとSDGsについて考えました。

2019年9月から第3期に入っています。完成したモデル住宅の普及とサンブスギをはじめとした地域産材の認知度の向上に向け、活動を継続します。今後、持続可能な社会の実現に向け、SDGsの国際目標にも貢献できるよう開発を進める予定です。

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