平成30年12月15日(土)に鴨川市文化体育館にて「スポーツによるまちづくりセミナー」を開催しました。

最初に、亀田郁夫鴨川市長から開会のご挨拶を頂戴しました。

亀田市長による挨拶

基調講演として、一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)代表理事の原田宗彦氏から、スポーツを通じたまちづくりの狙いや成果を講演いただきました。近年、観光資源であるスポーツの旅行観光化が進み、さいたまスポーツコミッション等の事例から、経済効果やまちづくりへの波及効果について説明がありました。

日本スポーツツーリズム推進機構(JSTA)代表理事の原田宗彦氏による基調講演

次に先進事例として、金沢文化スポーツコミッション代表の平八郎氏、NPO法人スポーツコミュニティー軽井沢クラブ専務理事の小崎陽一郎氏に発表いただきました。その後、地域の取組状況として鴨川市スポーツ振興課の岡野大和コーディネーターによる事例報告がありました。

金沢文化スポーツコミッション代表の平八郎氏による先進事例発表

スポーツコミュニティー軽井沢クラブ専務理事の小崎陽一郎氏による先進事例発表

鴨川市スポーツ振興課の岡野大和コーディネーターによる事例報告

最後に、登壇者でパネルディスカッションを行いました。

金沢文化スポーツコミッションの平氏からは、交流人口を拡大するために誘致・誘客、普及・交流、金沢BRANDを打ち出すことの意義について説明がありました。コアファンよりもライトファンに訴えることの重要性を解説いただきました。

NPO法人スポーツコミュニティー軽井沢クラブの小崎氏は、補助金に頼り過ぎて失敗をした事例や指導者を育てることの重要性について解説いただきました。

鴨川市の岡野大和コーディネーターは「ウェルネスシティ鴨川」を「心身の健康・地域の健全、幸福」という視点から解説しつつ、草刈りイベントのような楽しみながらスポーツをする(スポーツの日常化)可能性について事例発表がありました。

質疑応答では、金沢文化スポーツコミッションの平氏に、観光協会の一組織として未来への発展について質問があり、平氏は、民間からの資金や民間としての考え方を用いた組織の必要性について説明をしてくださりました。
また、小崎氏からは事業の秘訣が問われ、創設期にメンバーであったスタッフの事業計画や考え方を尊重し生かしたことによる継続的な事業の展開の説明をいただきました。

質疑応答の様子

ご参加くださった市内外の皆様、ありがとうございました。登壇された講師陣の皆様にも厚く御礼申し上げます。

最後に、運営を手伝ってくれた学生たちにも感謝です。お疲れさまでした!