はじめに
ミライノラボは、WACo(Well Active Community:暮らしているだけで、健康で活動的になれるコミュニティ)の実現に向けた産学連携のオープンイノベーションプロジェクト「OPERA」に参画しています。
WACoのロゴマーク
千葉大学予防医学センターや、長柄町にあるリソルの森と連携して「地域コミュニティで展開されるウェルネスプログラムの開発とデザイン」という研究開発課題に取り組んでいます。
その一環として、屋外におけるサイン・QRコードなどICTを活用した健康プログラム「ウェルネストラック」をリソルの森と共同開発し、体験会などを実施しました。
ウェルネストラック体験会の様子
本日は、ウェルネストラックのサインデザインが、日本サインデザイン賞(SDA)に入選しましたのでご紹介します。
ウェルネストラックとは?
ウェルネストラックは、ホテルのウォーキングコースのサインです。環境の整備により疾病を予防し、暮らしているだけで健康・活動的になるゼロ次予防戦略に基づき、産学共同研究の一環として計画されました。「ゼロ次予防」はWHO(世界保健機関)が提唱した概念です。
プロスポーツ選手も利用する千葉県長柄町の総合リゾート「リソルの森」内を周回するコースを設定し、1~10のサインを設置しました。
リソルの森は起伏に富んでいるので、高低差を利用し、往路と復路で異なる負荷が楽しめるようにコースを設計しました。
各サインには、身体活動の強度の単位であるメッツ(METs)や、歩数・消費カロリーなど、健康に良い関連が報告されている指標を複数明記しました。QRコードからより詳しい健康に関する情報や、周辺の自然環境についての解説を得られます。
木製ベンチとしてコース内の休憩スポットとなるよう計画をしました。
おわりに
皆さんも、ぜひリソルの森をお立ち寄りの際は、ウェルネストラックを体験してみてください。